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      【京論壇2016】分科会紹介:社会的正義分科会

      この文章は2016年7月22日よりhttp://jingforum2016.hatenablog.comで公開しました。

       京論壇2016社会的正義分科会の議長を務めます、公共政策大学院の馮月です。よろしくお願いします。

       活動が開始してから2ヶ月ほどで、少しずつ議論も軌道に乗っており、現在はフレームワーク作りを東大側のメンバーや北京側の議長と話し合っている段階です。今回のブログでは主に社会的正義分科会の議論内容の枠組みを紹介したいと思います。

       21世紀の資本論がベストセラーになった2015年、世界レベルで貧富格差の拡大と固定化が深刻化している中でこそ、両国の学生で平等、公正と正義の議論をやるべきだと考えます。

       早速ですが、あなたにとって正義とは何ですか。

       社会的正義分科会で輪読している教科書、サンデル教授の「これから正義の話をしょう」によると、正義を議論する際には3つの軸、幸福、自由、美徳を考える必要があります。ここで一番重要なのは、三つの軸が衝突する時にどれを優先するか、という問いに対するメンバーの意見が分かれた事実です。特に幸福の最大化を最優先して追求する最大幸福原理を掲げる功利主義、個人ひとり一人の自由を尊重する自由至上主義の対立派興味深いです。個人の権利と集団の利益は衝突する時にどっちを優先する方が正義なのか、大多数の幸せを選択する功利主義の個人権利の阻害はどの程度まで許せるのかを両国の学生間で議論しています。

       それに加え、すべての人を一様に扱うことが正義なのか、それとも人の本質的違いに応じて異なった扱いをするのが正義なのかについて議論を深めたいです。(公正&平等、どっちが正義か)

       今考えている事例は累進課税の議論とマイノリティーの議論です。 ここで、この二つのケーススタディーについて紹介したいと思います。

       1:累進課税は正義にかなっているか?負担能力に応じて負担するという点で 正義にかなっているが、努力した人から多く徴収という点は不正義ではないだろうか?貧困は自己責任なのでしょうか。貧しい人に対する救済措置は、人道上、或いは治安対策上、正義とされるものなのでしょうか。リバタリアンの中心的主張は『どの人間も自由への基本的な権利、自ら所有するものを使って、自ら望むいかなることも行うことが許される権利を有するのだ』というものです。課税の正否を始め、最低賃金法の正否、福祉政策(国民皆年金&国民皆保険の正否)などを自由至上主義と功利主義を対比しながらメンバーの国家観と価値観を議論したいです。

       2:マイノリティー問題

       アファーマティブ・アクション( 過去から続く差別を是正するための、被差別者優遇の措置)をどう見るか?

       その他にも福島・沖縄の問題や中国の少数民族とチベット問題を取り上げながら議論する予定です。

       以上のようなケースを用いて議論をしていく予定です。社会的正義分科会では各ケースの議論を通して日中の間に普遍的な正義は果たして存在するだろうか、西側が定義した普遍的正義は日本と中国でどれくらい適応するのかについて意見を交わし、メンバーのそれぞれの価値観と国家観の議論を実現したいと思います。 今後とも宜しくお願いします。

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      (社会的正義分科会のメンバーです)

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