京論壇2023
参加者新歓開始!
京論壇の参加者は、テーマ毎に構成される分科会に所属します。
科学技術にはそれを扱う能力と同等、もしくはそれ以上の倫理が必要とされる。あらゆる人が平等なノードとして結ばれる情報化社会と発展するAI技術の時代において、技術の扱いやすさとその社会に与える影響の大きさのつり合いは崩れ、プライバシーの侵害・デマ情報の拡大など、倫理なき技術の使用による多くの問題が引き起こされる。
本分科会では、情報化社会の未来において技術が与える経済的・社会的・文化的な影響について論じ、そこに必要とされる倫理を追求していく。ただし、技術が起こす負の面だけでなく、積極的な変化を起こすための倫理についても追求していきたい。
アイデンティティとは実に難しい。個人レベルで我々の考え方や行動を形成する基本の要素でありながら、社会レベルで特定の集団や国家への帰属意識を育む。これらが相互に絡み合い、最終的に私と他者の違いを作り出す。同じアイデンティティが集積してある集団の意見や態度となり、国内外問わず他者に対するステレオタイプ、誤解、偏見、さらに憎悪に繋がることがある。
価値観を形作るのに、文化や環境がどう我々の見方を限定するだろうか。背景や文脈にとらわれない公平な視点を持って物事を判断するのは可能なのだろうか。我々にも自身がまだ気づいてない先入観を抱えているだろうか。
本分科会では、日中に焦点を当てて、アイデンティティはどのように形成され、教育、言語、歴史などの重要な背景要因について考え、人々の日常生活や社会にどのような影響を与えるかを議論し、どのように異文化を理解するかも含めて考察する。
※本分科会はテーマを【社会規範と不平等】から変更しました。
現在、日本・中国社会はどちらも深刻な人口問題に直面している。世界でも屈指の超高齢化社会である日本では、少子高齢化の影響で過去10年以上継続して人口が減少している。総務省によると2100年までには5000万人を下回るという予測もなされており、少子化対策は政府でも近年益々重要視されるようになっている。一方、世界で一番の人口を誇っていた中国は、高齢化や出生率の低下から昨年60年間で初めての人口減少を経験した。
このような人口構成の変化や、政府による人口減少対策は労働市場や国家の財政や、社会一般の人々の考え方(女性の社会進出に対する考え方や政治に対する考え方など)に変化を与えている。例えば、中国社会では高齢化の影響により、より高年代向けの産業の発展が見られ、日本では社会保障や保険の持続可能性や労働人口の減少などが危惧されている。
この分科会では、人口の変動と社会経済面での相互関係について考える。まず両国における現在の人口構成を確認した後に、人口構成の変化に寄与した要因は何かを分析する。そして、人口構成の変化が両国の社会においてどのような変化をもたらしたのかについて考え、「人口減少」という現象そのものについて客観的な分析・評価を試みる。最後に、現在見られるような人口構成に我々はどのように向き合っていくべきなのか、倫理的・現実的な観点から考察していきたい。
京論壇2023、新歓開始いたしました!
京論壇は、東'京'大学と北'京'大学から集まったメンバーでディスカッションを行います!というと、なんだか怖そうな団体にきこえるかもしれませんが、1人1人の価値観を大切にする温かいコミュニティです。
新入生の皆さんはもちろん、上級生の方々もぜひ、QRコードかこちらのリンクからプレエントリーしてみてください!
新歓カレンダー
①〜③:各分科会(議長が順に一回ずつ登壇)
④:全体(議長3人全員登壇)
※全て21:00~
興味のある分科会だけ参加でも🙆♀️分科会選びにもお役に立つと思います!
学部一年生から院生まで学年問わずお待ちしているので、ご都合の合う日程にぜひお越しください🌟
京論壇 | JING Forum とは
京論壇 | JING Forum は
東京大学と北京大学の学生で
構成される議論団体です。
北京・東京で夏休みに一週間ずつ合宿を行い、様々な社会課題について「学生ならではの視点」から英語で徹底的な議論を重ねます。
その成果を広く発信することで両国の深い相互理解の達成への一助となることを目指します。
沿革
日中間の相互理解と信頼が重要だと考え、東大・北京大の学生が2005年に創設しました。
創設から毎夏、様々な社会課題について徹底的に議論してきました。
報告会・シンポジウム・出版活動など、様々な形で、議論の成果を社会発信しています。
2週間、寝食を共に
100時間に及ぶ議論
ユニークかつ難解な
テーマ
社会発信
価値観の衝突
徹底した理想の追求
日中最高峰の学生
トップレベルの議論
東大生・北京大生で構成
京論壇2022運営メンバー
東京大学・北京大学から各4名のメンバーが京論壇を運営いたします。
(加えて北京大学には2名のスタッフがいます)
Maya Ukai
UTokyo-President
Shotaro Kawaguchi
UTokyo-Vice President
So Ishii
UTokyo-Vice President
Emi Hirobayashi
UTokyo-Vice President
Diana Liu
PKU-President
Estelle Cheung
PKU-Vice President
Wilson Wu
PKU-Vice President
Caroline Xin
PKU-Vice President
PKU-Staff
PKU-Staff
Shunsuke Toyosima
UTokyo-Section Leader
Yin Ren
UTokyo-Section Leader
Asuka Sakamaki
UTokyo-Section Leader
Artemis Chen
PKU-Section Leader
JiChing Hong
PKU-Section Leader
Joy Wang
PKU-Section Leader
2023年度 スケジュール
詳細な日程につきましては決定次第更新いたします。
5月〜
参加者募集
ES提出→面接で参加者を選抜。
6月〜8月
分科会準備
セッションに向けて分科会ごとに前提知識の確認・議論の枠組みの設計・事前調査などを行います。
8月上中旬
東京セッション
@東京・東京大学
朝から晩まで共に過ごし、議論を行います。
10月~1月
分科会準備
セッションに向けて分科会ごとに前提知識の確認・議論の枠組みの設計・事前調査などを行います。
2月上旬
北京セッション
@北京・北京大学
朝から晩まで共に過ごし、議論を行います。
2月下旬〜
社会発信
最終報告会でのファイナルプレゼンテーションに加え、報告書作成など、積極的に社会発信を行います。
これまでの活動
京論壇では、社会発信の一環として毎年度報告書をまとめています。
過去の報告書(表紙をクリックして下さい)・ブログをご覧になれます。
協賛企業様
京論壇の活動をご支援いただいている企業・団体・個人様の御名前を記載させて頂いております。
株式会社JOUJU 様
EPSホールディングス株式会社 様
株式会社Info Deliver 様
博恩キャピタル 様
河野 通直 様
鎌長製衡株式会社 様
公益財団法人 三菱UFJ国際財団 様
一般社団法人 MRAハウス 様
双日国際交流財団 様
東華教育文化交流財団
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