教育分科会 (参考:昨年度分科会)
- 議長からのご挨拶――応募を検討されている皆様へ
- 京論壇教育分科会のウリを簡単にまとめてみましょう。
・ 教育を理解し日中相互の「人」とその背景を理解する
・ 参加者がトピックとフィールドワーク(現場調査,訪問etc)を決める
・ 「自己」と「自己への教育」のつながりをときほぐす
ぴんと来た方は即応募ですね!その前にもっとよくこれを読んでもらえたら幸いです。
育った場所が違うと異なる慣習や感覚を持っているなと感じることはよくある事です。何故育った地域によって慣習や感覚が異なるのでしょうか。これは「社会」が異なるからでしょう。では「社会」が異なるのは何故でしょうか。これはひとえに社会を構成する「人」が異なるからです。では何故「人」は異なるのでしょうか。人生のどの期間に人格は形成されていくのでしょうか。私達は二十数年の教育の期間にこそ人格形成の鍵が隠されておりこの期間の教育を理解することで互いを理解できると考えています。
ではどのように教育を考えれば教育を理解し、教育が支える人や社会を理解できるでしょうか。私達はこれを「教育の相対化」という視点から取り組もうと考えています。自らの視点と他者の視点から自分の受けてきた教育を振り返ることで自己の教育への思い込みを排し、客観的な評価を行います。
更に、ただ参加者同士で議論するだけではなく実際に教育現場や行政に訪問など様々なフィールドワークを日中それぞれの現場で行うことで被教育者の視点だけではなくより多様な視点から議論を深めてもらいます。
以上のように参加者同士の議論に加え、日中それぞれのフィールドワークから「教育の相対化」により深い相互理解を実現できると考えています。当然何について議論を行うか、どのような場所でフィールドワークを行うかは参加者の自由です。
ここでいかに教育について思い込みがあるか一つ例を挙げてみます。
「日本と中国の高等教育でどちらの方がより英語を勉強しているでしょうか。」
先の説明会ではほとんどの来場者がこの問いに対して「中国」と答えました。しかし双方の英語教育時間を見ると日本の方が凡そ1.5倍の授業時間があり、中国では英語をたくさん勉強しているというのは思い込みであることがわかります。
この例のみならず、実際は日中双方の国民性についてはかなりの思い込みや無知があるのではないでしょうか。そうした思い込みや無知の中には互いの友情を損ねてしまうような致命的なものもあるかもしれません。
本分科会では日中それぞれの教育を東京大学・北京大学総勢16名の多様な視点から個々の教育と人格形成のつながりを解きほぐし、互いの国民性とその背景を理解することを目的とします。「中国の人ってほんとのところどんな人?」「私の受けてきた教育ってどんなものだったの?」と思う方、是非一緒に京論壇教育分科会を創りあげていきましょう!
教育分科会 日本側議長
工学系研究科社会基盤学専攻修士1年
杉田恵